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ちょっとした疑問のつもりだった
2012 / 06 / 29 ( Fri )





それは、そんな日が続いていた平日の夜のこと。
帰宅して仕事する、とメールをくれた彼に、
ヒカルは拗ねてしまったのだ。





私自身、そんなことで拗ねたりはしばらくしてなかった。
気持ちは私のところにあると思っていたし、
彼もそれを行動で示そうとしてくれているのを
ちゃんと分かっているつもりだったから。




だけど、寂しくなってしまったのだ、急激に。
そしてほんの少しいらだってしまったのだ、
口ばかりで実際は膠着状態の二人の関係に。






だけど、突っかかっているつもりは、なかった。
本当に、ほんのちょっとした疑問のつもりだった。
ただ寂しい気持ちをほんの少し文字にしただけのつもりだった。






いつまでこんな思いをしなくちゃいけないのかな。





そう、甘えて言ったつもりのヒカルの言葉。
それに対する彼の返事は、もう待てないよね、だった。






彼はヒカルが何か言うといつもそう返してきた。
ヒカルにはその言葉がいつも疑問だった。
なぜそんなふうに言うの?
待てる?と聞くわけでもなく、
待っててね、と言うわけでもなく、
「待てないよね」という言葉...




私は、その言葉が嫌いだ。
私の意志を確認しているように見えて、
本当は私に責任を押し付けているだけ、に思えるから。




私が待てないから、動く。
私が待てないから、さよならする。

どちらに転んでも、私のせいになる...
彼の意志はどこにあるのか、と感じる一言だ。
どちらにせよ、自分から動こうと言う気持ちはないのかと。





どうしていつもそう聞くの、
あなたはへいきなの、ヒカルはそう聞いた。





私はただ不思議に思ったのだ。
本当に突っかかりたい気持ちではなかった。
これも、ほんのちょっとしたただの疑問に過ぎなかった。
どうしていつもそう聞くの、と。
あくまで、かわいげは残して聞いたつもりだった。







平気なわけないでしょ!と、返事が来た。
じゃなんて言えばいいの?と。
しばらく時間を置いて届いた彼の返事。






そこで初めてヒカルは、彼が気分を害していることに気づいたのだ。









きっと許してくれるだろうと思っていた。
ごめんね、と甘い言葉を返してくれると思っていたのかも知れない。
彼がそう返してきた言葉に、疑問を投げたけど、
それだって本当にただの疑問のつもりだった。
でも、二人の間ではあまりに何度も繰り返されてきた議論に近いやり取りに、
彼はヒカルの思惑とは違うものを感じていたことは想像に難くない...












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