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復職?
2012 / 01 / 31 ( Tue )





その変化は、彼の発言や態度から分かるようになってきた。
初めの頃は、一緒になりたいと言う気持ちを持ちながらも、
そう思う自分を否定しているようなところがあった。





出会った頃は、奥様のことも、
「あいつじゃないとやっていけん」と言っていた彼。
なのに今では、「あいつとじゃやっていけん」に変化した。





初めは世間体や周りのことばかりを気にしていた彼が、
「自分の好きに生きようとしてるんや。周りから非難されるのは当たり前やん」
と、言うようになった。






そしていちばんの変化は、収入を求めるようになったこと...





「安定を取るなら変わらなくていい。
だけど、不安定でも一時的でも、少しでもたくさん収入が欲しい」と。







彼は、不安定な外資系企業から、安定を求めて今の職場に転職した。
外資系は収入はあるものの、リストラや買収など、ある意味では危険にさらされている。
もちろん彼はリストラの対象になるような人材ではないけれど、
ときに人間は個人的な意見でそれを決めたりする。

それも思って彼は、今後の安定を考えて転職したはずだった。






そしてそんな彼の要望に呼応するかのような出来事が起こった。
それは、ある日の彼の飲み会での出来事だった。
前いた会社の人と飲みに行く、と言う話を、
ヒカルもそして彼も、たいした思惑もなく受け止めていたはずだった。






ところが、その飲み会を終えた彼から、驚くような発言があった。






『佐川さん(仮名)の話な。
こっちに戻ってこーへんかって...』






彼も驚いているようだったが、ヒカルも驚いた。






『俺が嫌がってた元上司の人いるやろ?あの人辞めるねんて。
ずっと戻って来いって言われてたけど、
あの人がいる以上は帰らないって俺言ってたやんか。
その人も辞めるし、俺の後任で入ってたIちゃんも辞めてまうねんて。

もちろん今以上のサラリーも出すって言ってた...』






もともと、仕事の内容自体は彼の好みに合っていた。
話を聞くと、元のお客さんも元通りにあって、
ある意味いろんなものが用意された状態で戻れると言うこと。





そして彼にそう声をかけてきた佐川さんと言う人は、
人を信じない彼が珍しく信用を置いている人だった。






『まだ条件とかもようわからんし。
だけど、月曜日に人事の人と会うことになった...』






ヒカルも彼もまだ衝撃を受けているような状態で、
着々とお膳立ては準備されつつあった。










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